ぴよこの体験記

美容にファッションに家電、少しでもお得にいいもので生活したいアラサー主婦の口コミブログ。

コロナ感染後の体調不良が続く話⑥

コロナ感染→息苦しさがおさまらない→血液検査で白血球の値が高い炎症状態だとわかる→治りきらずリンパ節炎→1か月以上経っても治らないので病院をはしごしまくるも異常なしと診断された話の続き。

自分の中でかなりしんどい時期の話だったので中々筆が進まず、時間がかかってしまいました…。

時期としては10月下旬から11月頃の話です。

 

▼前回までの話はこちらから

bpiyoko.hatenablog.com

 

【目次】

 

一度、薬を止めることに

未だに痰が切れず、朝起きて咳込みながら「うえぇ」と痰をひねり出す日々。
体調不良が4か月続き、外出するのもキツイ倦怠感も続いています。

もう何度目かの呼吸器内科への通院日、薬を飲み続けても症状が変わらないので一度薬を止めて身体の状態をリセットしてみようという話になりました。

いや、この状態で!?
さすがに戸惑いましたが、自分でもどこが悪いのか薬が効いているのかもわからない状態だったので、言われるがまま一週間薬を止めてみることにしました。

緊張しながら一晩寝てみると…
不思議なことにあれだけ絡んでいた痰がすっとなくなりました。息苦しさもなくなり、咳もない…。

あれ、これ治った?いけるのか?
もしかしたらもう薬がなくても過ごせるのかもしれない!

と思ったのもつかの間。

 

4日後いきなり喉が狭くなる感覚があり、咳が止まらなくなりました。痰の絡みも復活。しかも喉が切れたのか口の中に血の味が広がり、喉の痛みも感じました。

やっぱりだめだったか…。

 

一週間後に経過を伝えると、前と同じ痰切り、咳止め、喉が切れた可能性があるので抗生剤を処方されました。通院してから三回目の抗生剤だったので、仕方がないと思いつつも抗生剤をこんなに服用して大丈夫なのか?リンパ節炎の治りも遅かったので耐性菌ができていないか不安でした。

薬を飲み切ると喉の痛みはなくなりましたが、痰や咳は薬を止める前の状態に戻ってしまいました。息苦しさも復活したので気管支拡張剤(胸に張るシート)も処方されました。

 

その場しのぎのような同じ薬と一向に良くならない病状。この病院での治療はこの辺りが限界なのではないか。医師の対応と薬を見てそう感じざるを得ませんでした。
医師にこの辺りの不安を話せばよかったのですが、この時の私は医師に言われるがままに薬を飲むことが最善だと思い込んでいて、自身が感じている不安や違う薬を試してみたいなど自分の意見を言うことができていませんでした。

どうすればいいのか精神的にも参ってきて、これ以上何かが起こったら耐えられるかわからない…と頭の片隅で考えるようになりました。

 

血痰が出る

その予感は大当たりします。
通院した日から更に一週間後、毎朝日課となっていた痰を吐き出していると…

その中に茶色い血が混じっていました。

最初は歯茎からの出血かと思いましたが、それにしては茶色く一気に口の中に鉄の味が広がります。さすがにこんな多量の出血はしないはず。

血痰かと頭が理解した途端、さっと血の気が引いていくのがわかりました。

 

奇しくもその日は日曜日。
休日診療しか病院は開いていません。

明日、かかりつけの呼吸器内科に行こう。

そう言い聞かせて一日を過ごそうとしましたが、時間が経つごとに息苦しさが強くなってきます。
「やばいやばい、落ち着け」と自分に言い聞かせながら大きく息を吸っても胸が上下しなくなり、身体が上手く動かなくなってしまいました。

今自分が息を吸えているのかわからず、どんどん呼吸だけが荒くなり、様子がおかしいことに気付いた旦那に休日診療の病院に連れていかれました。

病院につく頃には涙が止まらず自力で立つことができなくなっており、車いすに乗って運ばれました。

酸素濃度を測ってみると99%で正常値、診断はパニックによる過呼吸でした。

朝血痰が出たことやコロナ感染からの状態も詳細に伝えましたが、詳しい検査はできず。「かかりつけ医がいるなら明日病院にかかるように。夜に息苦しさがあったら救急車を呼んで下さい」という対応で診察は終わりました。

帰宅後も身体の震えが止まらず、眠るまで恐怖で泣き続けていました。

 

再度、かかりつけ医に…

次の日、落ち着いて医師と話したかったので比較的空いていそうな時間帯の予約を取りました。

時間通りに向かい、改めて血液検査、肺のレントゲンを撮りました。

検査結果は前回のような炎症状態でもなく、肺も綺麗。咳で喉が切れたのでしょう。抗生剤を出すので飲んでくださいと前回と同じ診断、薬を処方されました

本当にそれだけなのか。

  • 過呼吸、震えや涙が止まらなかったのは初めてで精神的にも参ってきていること。
  • 二週間前も喉が切れたのではと言っていたがそれと関係あるのか。
  • 呼吸器内科では喉の中は診れないのは理解している。こういった症状が続くなら耳鼻咽喉科の受診も考えた方が良いのか。
  • 抗生剤もこの短期間で4回目の処方だから不安がある。こんなに飲み続けて耐性菌などの問題はないのか。

自分なりに不安を伝えてみましたが、「はあ、気にしいやな~」と面倒そうに一蹴され、抗生剤は違う種類のものに変えてくれましたが、不安を解消させるような詳しい説明はありませんでした。

 

この言葉が決定打になり転院することを決意しました。

これまで詳細は書きませんでしたが、他にもトラブルが多々あり不快な思いや疑問を持つことが何度もありました。「コロナ後遺症対応病院」と市のHPに記載されていた病院なので信頼し期待していたし、ここに行くしかないとトラブルがあっても見て見ぬふりをしていたのですが、さすがに限界です。

会計を済ませて外に出た瞬間、沸々と怒りがわいてきてこれまであったことを書き殴り、後にグーグルマップに渾身の口コミを投稿することになります(笑)ブログを書いてきたことがこんなところで発揮されるとは…。

その日は怒りが勝り不安を感じることなく眠りにつきました。

ああこれで大丈夫。怒りのパワーで元気になるなんて全く本位じゃないけど、明日からはいつも通り過ごせるはず。

と思っていましたが…

ぐっすり眠って、起きると足に力が入りません。ゆっくり身体を起こしてみましたが、手の震えが止まず胸がざわざわと気持ち悪く声が出ませんでした。

昨日の夜は大丈夫だったのに…ただただ怖くて身体が動かせない。過呼吸になった時と同じ状態になってしまいました。

 

実家へ避難

とても一人でいられる状態ではなく、母に連絡し急遽実家に帰ることに。

今思うと、不安障害に近いものだったんだと思います。
幸い頼れる実家があったので、ゆっくり休養することができましたが「自分の身体がコントロールできなくなる」状態は初めてでした。

実家で過ごしたことにより自分がいかに眠れていなかったか、食べることができなくなっていたのか(コロナ感染直後より痩せていた)、頭の中がごちゃごちゃでネガティブになっていたかを自覚し、次第に不安感や震えは落ち着いていきました。(それでも1か月は不安感が止まず、1人で家にいるのが怖くて用もないのに外を徘徊しては身体がしんどくなり、横になっているとまた不安になってくる…という悪循環で定期的に実家に避難していました。この状態になったら迷わず医師に相談した方が良いと思います)

 

次の病院探し

最後に処方された薬がなくなるにつれて出てくるのが、病院をどうするか問題です。

血痰が出たことと透明な痰が切れないこと、息苦しさ、喉の痛み、鎖骨下の胸の痛みは治っていません。

特に胸の痛みが尋常ではなく、鎖骨下から胸の上あたりがぼこっと腫れて硬くなっているような感触がありました。かと言って元の病院に戻る気は起きず、今後どうするか考える必要がありました。

 

前回神経内科甲状腺の検査を行い、丁度その結果を聞きに行く必要がありました。その先生は内科も担当されていたので、ついでに胸の痛みについて聞いてみることにしました。

受診すると、甲状腺の結果を言われる前に「体調どうですか?」と聞いてくれて相談しやすかったです。血痰が出たことや胸の腫れと痛みがあること、どの科にいけばいいのか相談したいことを話しました。

 

すると「えっ!?」と驚いた様子で、胸の痛みの箇所を確認。

  • 専門じゃないからちょっとわからないけど、肺のCTが撮れるところにかかった方が良いのではないか。
  • レントゲンでわからないこともCTならわかる。若いからあんまり撮ってほしくないけど、血痰が出たことと胸の痛みは気になる。
  • そこで原因がわからなかったら乳腺外科かな。

親身になって聞いてくれました。

くそう、かかりつけ医この人だったらよかったのに。

最後に「僕でよかったらいつでも力になるから。何かあったらいつでもきいや。」と言ってくれて帰り道でほろほろ泣きました(笑)

なんでこの人がかかりつけ医じゃ(n回目)

今回学んだことの一つは、病院選びってめちゃくちゃ大事。お金払ってるんだから治療に納得できずに我慢して通うくらいならさっさと病院を変えた方がいい身にしみました。

 

母と相談し、肺のCTが撮れる実家近くの総合病院に行ってみることにしました。

結果から言うとこの病院が大正解。2月現在も同じ病院に通っています。

通院日も前の病院の半分くらいに減ったし、たまに息苦しさはあるものの外出は問題なくできるまで回復しました。

長くなってしまったので、この辺で一端終わりたいと思います。

 

それではまた!

 


スポンサードリンク